大先輩たちが「親から受けた躾」。 古きよき時代背景にほっこり。

さて!いきいきクラス毎月の目標・第3弾です!

今回の目標は「親から受けた躾」を教えてください!

というものでした。
 

 

 
「躾」って「身」+「美」と書くくらいで、身体に染み付いた言動ですから、みなさん異口同音でおっしゃるのは「そんなんないけどな~」でしたf^^;)
 

 

 
「でも、あるんですよ!よぉ~く考えて見みて!」
 

 

 
自分では当たり前だと思っているけど、人はやってない自分のルーチンは、躾に由来するものかも?!
 

 

 
たとえば、当然のようにやっている、
 

 
・開けたドアは静かに閉める(開けっ放しの人もいるでしょ?)
 

 
・つけた電気は、消す(つけっぱなしの人もいますよね)
 

 
・脱いだ靴はそろえて端に置く(そろえない人もいますね)
 

 
なんかもご両親からの躾の成果では?
 

 

 
70~80歳代のみなさんですから、私たち世代では想像できないご両親からの躾があっただろうな~と、とっても楽しみにしていました!
 

 

 
いよいよ発表会の日!みなさんしっかり書いてきてくださいましたよ!
 

 
「ほら~、あったでしょ~!」となぜか私は自慢げ(>v<)
 

 

 

 
◆86歳男性
 

 
・朝ごはんを食べる前に一言「箸取らば雨、土、御代(天皇陛下)の御恵み、

先祖と親を忘れるな」と家族7人合唱してから箸を持った。
 

 

 
◆76歳女性
 

 
・朝夕の庭の掃き掃除。
 

 
・靴は揃えて脱ぐ。

・母の帰宅が遅いときはガスでご飯を炊くこと。

・洋服はきれいにたたんで枕元に置き寝ること。
 

 

 
◆84歳女性
 

 
・人に会ったら頭を下げること。後ろ指刺されないようにする。

・学校に行く前に何かひとつ家の用事を手伝う→庭の掃き掃除をした。
 

 
・朝、神棚にお茶、お米を供えて拝む。
 

 

 
◆88歳女性
 

 
・神仏に手を合わすこと。トイレの神様を拝むこと。

・何事にもありがとう!という言葉に感謝の気持ちを添えること。
 

 
・人は「会釈」が大事。忘れぬこと。
 

 

 
◆75歳男性
 

 
・人に迷惑かけるな。
 

 
・金の貸し借りはきちっとしろ。人の保証人にはなるな。
 

 
・箸、茶碗、お椀は自分で管理しろ(自分専用のお膳があり、食べ終わったら自分で洗って保管する)。


 

 

 
◆69歳女性
 

 
・物を粗末にしない。ご飯粒は残さない。
 

 
・ほこりを立てないほうきの掃き方。
 

 
・拭き掃除は畳の目に沿って。

・敷居は踏まない。

・お金は大切にする。
 

 

 
ほら、あったでしょ!
 

 
それぞれの発表に、これまたそれぞれが質問し、大盛り上がり!
 

 
育たれた時代背景、ご家庭の様子が目に浮かび、心がほんわか、やわらかくなりますね。
 

 

 
今回の発表で、かつては「庭の掃き掃除」が子供の役割だった家が多いことが判明!
 

 
そうそう、昔の家には大きな庭があって、ほうきで掃いていたんだよね~。
 

 
掃除のこと、食事の際の振る舞い、ご近所への挨拶など、今では希薄になっていることが

たくさんお聞きできて、古きよき時代のゆっくりした時間を感じることができ
 

 
心地よいひとときとなりました。
 

 

 
わが身を振るかえると、私は、わが子たちに何も躾けられてないのではないと、いさかか不安になりました(>v<)